予防接種についての私の意見のまとめ

今回は私の予防接種についての意見をまとめて記事にします。私に反対の意見があってもいいと思いますし、それを否定しませんが、これを機会に多くの人が考えるきっかけになればいいと思います。私の情報は陰謀論など確認できない情報は一切使っていません。

 

とても、すべての内容は紹介できませんのでワクチンを勉強される方は、ぜひ拙書「自然に沿った子どもの暮らし・体・心のこと大全」のワクチンの項を参照していただきたいと思います。宣伝ではありません。私はかつてNIH(米国立衛生研究所)でワクチンの開発者でした。ですから、ワクチンを推奨する様々な専門家の意見や批判内容も、考える背景も実はよく理解できるのです。私がなぜこのような情報を発信しているかも含め詳しく書いています。

 

  • 私は予防接種のいわゆる「反対派」ではありません

私は、いつも予防接種を打つ、打たないに決まった答えはないと強調しています。ですから勉強して決めてくださいという意見です。予防接種のメリット・デメリットは人により異なるからです。たとえ私(あるいは他の誰か)がどんなに勉強していたからといって、それは私の考えるメリット・デメリットであり、決して他人に強制はできないということです。

 

どんなに軽い感染症でも可能な限り防ぎたいという意見があってもいいですし、逆に軽い感染症は自然にかかって強い免疫をつけたり、次世代に強い免疫を渡したいという意見があってもいいのです。同様に、出るか出ないかはっきりしない副作用なんて気にしないという意見があってもいいですし、ほんのわずかの副作用も嫌だという意見があってもいいのです。

 

  • 法律的に現行のすべてのワクチンは義務ではない

どのような立場の人がどのような理由をつけても強制はできません。お勧めするという範囲内にとどめるのは問題ありませんが、強制するのは憲法の基本的人権人の侵害にあたります。とくに医師など強い立場にある人は、(勧める、勧めない)どちらであろうが強制するような、あるいは同調圧力に加担するような行動は控えなければならないでしょう。

 

③感染症の予防に最も大切なのは公衆衛生でありワクチンではない

すべての文明国において、人の生命に関わるような重篤な感染症(コレラ、赤痢、腸チフス、パラチフス、痘瘡(天然痘)、発疹チフス、ジフテリア、ペスト、結核、猩紅熱)は公衆衛生(上下水道)の発達とともにワクチンがないまま激減し消失しています。また現在ワクチンを行なっている麻疹(はしか)、百日咳も死亡率が激減してからワクチンが始まっています。

 

歴史的には重症な感染症は全てワクチンが制圧したわけではありません。そしてこの事実はほとんどの医師も知りません(調べれば海外の論文にはのっています)。ですから、「ワクチンが予防医学として確立されている」という結論にはなり得ません。

 

ワクチンの歴史的意味については図をご参照ください。ポイントはワクチン開始後ではなく、開始される100年〜200年前からの経過を見ることがとても大切です。これによりワクチンの歴史的意味を判断することができます。

 

  • 予防接種の効果は確実ではない

ワクチン反対派による、ワクチンが全く効果を認めないという意見が見られますが、もちろんそのようなことはなく、効果を認めるワクチンも存在します。ポイントは、以下になります。

 

・ワクチンの効果は短期的には認めるものが多い

・ワクチンの効果は思ったほど高くないものが多い

・インフルエンザ、BCGなどほとんど効果のないものもある

・ワクチンの効果は思った以上に続かない(すぐに効果が切れ発症するものが多い)

 

⑤ワクチンには副作用がある

とくに日本ではワクチンの副作用はとても軽んじられています。ほとんどの医師はワクチンの副作用なんてほとんどない、あるいは気にしていないと思います(同意書があれば何があっても医師の責任が問われることはありません。インフルエンザの項でも書きましたが、一般的にとても忙しい状況の中にいる医師は、専門分野以外のことは深く勉強する状況にないことがほとんどです。しかし、情報が出てこないことと実際にないことはまったく異なります。例えば、以下の本には予防接種の副作用の報告が300論文のっています。

https://www.amazon.co.jp/dp/B07NQW27VD/

 

さらに詳しく調べていくと数限りなく出てきます。例えば、よく討論される添加物の「水銀」に関してですが、実際にチメロサールを含むワクチンで副作用の論文が多数報告されているということをみていくと、「チメロサールがエチル水銀であり、メチル水銀(水俣病の原因)ではないから大丈夫」などという単純な結論にはなりません。

 

ワクチンは基本的に健康な子に打ちます。つまり打つことにより元気な子に病気(副作用)を引き起こす可能性があります。病気の子どもの治療のために使う薬以上に慎重な姿勢が必要だと私は考えます。

 

⑥すべての感染症を予防することが良い事とは言えない

また、感染症の流行を本当に防いでいるのは予防接種による集団免疫ではなく、実は感染者によるブースター効果である

 

親が子どもが体験するであろう困難を先回りして防ぎたい、とお考えになる方が多いかもしれません。専門的なことで、自分で考えてもわからないことだからこそ、皆んなと同じようにワクチンを打つことを選択するのかもしれません。

 

重篤な感染症は、公衆衛生の発達とともに予防接種がなくても自然に激減することがわかります(③参照)。が、一方で比較的(幼少期にかかるほど)軽症な感染症(風疹、水痘(水ぼうそう)、ムンプス(おたふく)など)はむしろ予防接種で防ぐことによって、新たな弊害が生まれてきます。

 

理由は、軽症な感染症に予防接種を徹底するとブースター効果がかからなくなり、むしろ弊害(ワクチンの効果が切れてからの感染や発症が増大する、年齢が高い発症の方がはるかに重症化も合併症の頻度も高い)の方が大きくなるからです。

 

*注)ブースター効果とは

自然感染でも時間とともに免疫が低下していきますが、この免疫を切れないように維持しているのがブースター効果になります。ブースター効果とは、一度感染して覚えた病原体に対しては、二度目以降に病原体に触れた際、初めて感染したときよりも早く、強く反応して、症状がでないまま身体を防御できる仕組みのことです。つまり、一度感染し発症した人(免疫のある人)にとっては、その後周りで発症者が出たり、流行が起こった方がブースター効果が加わりむしろ都合がいいのです。

 

詳しいメカニズムは以下も参照してください。

https://shizenha-ishi.com/blog/vaccine/876/

この端的な例が水痘ワクチンと風疹ワクチンの徹底による帯状疱疹の激増と低年齢化、先天風疹症候群のリスクの増加に現れています。

 

⑦現在予防接種で防いでいる感染症は人に移すものばかりではない

とくに感染症に弱い、免疫力が低下している子どもに対する感染を防ぐために予防接種を打つという考えがあってもいいでしょう。しかし自主的にそのように考えるのは問題ありませんが、それを越えて予防接種をしない人は「他人のことを考えないとんでもない人だ」と攻撃するのは行き過ぎた考えになると思います。

 

現在予防接種で防いでいる感染症は人に移すものばかりではないですから、予防接種としてひとまとめに考えるのではなく個別に考える必要があります。

 

破傷風、ヒブ、肺炎球菌、日本脳炎、ジフテリアとポリオは人に移さない、現在病気がない、常在菌であるなどのため予防接種は打たなくても他人に害を与えることはありません。さらにBCGとインフルエンザワクチンに感染予防効果はほとんどありません(つまり、打っても打たなくても他人への感染を防げない、むしろ打った方が感染を拡大させているという論文もあります)。

 

風疹、水痘(水ぼうそう)、ムンプス(おたふく)は、通常はかぜ(感冒)と同等の軽症の感染症であり、他人に移すことを防ぐことを含めて予防接種を徹底することをどう考えるのかは意見が別れると思います(幼少期にかかるほど軽傷ですので⑥も参照してください)。

 

残りのワクチンは百日咳、麻疹(はしか)、HPV(子宮頸がん)、ロタ、B型肝炎などになりますが、これらに関してどのように考えるのかも個々のワクチン、あるいは個人により考え方が異なると思います。

 

例えば最も重要な麻疹(はしか)に関しては、どの先進国でも麻疹(はしか)の発生数も死亡数も激減してから予防接種が始まっています(図を参照)。日本で広く報道された2016年2017年2018年の麻疹(はしか)の厚生労働省の年間集計では、いずれも予防接種を受けていない人より、受けている人の発生数が多くなっています。

 

⑧文献をつけるべきという意見に対して

できるだけ科学的に正しい情報(論文)などから物事を判断したいと思うのは当たり前ですが、残念ながら現在では科学的とされている論文も多くが改ざんされているという事実があります。世界的に最も権威のある医学雑誌の編集長は現在の医学論文の半数近くが何らかの改ざんをされていると言及しています。

https://www.collective-evolution.com/2015/05/16/editor-in-chief-of-worlds-best-known-medical-journal-half-of-all-the-literature-is-false/

 

もちろん真面目に研究されデータを発表している研究者もたくさんいると思いますが、改ざんがあるのかないのかは専門家でも判別がとても難しいのです。ですから、どんなにたくさん論文を並べても、改ざんの問題を考慮しなければ本当の意味で科学的であるとは言えませんしエビデンス(証拠)にもなりません(論文には改ざんだけではなく他にもたくさんの問題があります)。

 

権威のある、あるいは点数の高い論文だから正しいといこともまったくありません。医師や学会は論文が正しいという前提で考えますので、たくさんの医師や学会が勧めていても同じです。多くの人がしているから、考えているから正しいという科学的な法則は一つもありません(科学は多数決や数、権威ではありません)。

 

⑨多様性を認め合うことが最も大切

ワクチンには現代社会が抱える問題が集約されています。打つ、打たない、どちらの立場でも、自分とは違う意見があるということを理解し合い、互いの意見を尊重し合えばいいだけではないでしょうか。

 

  

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