微生物

発酵食品作りの開始

今年も発酵食品作りの開始です。 1、2月は農作業がほとんどありませんので、発酵食品などを作るのに適当な時期になります。 今回は、最も大切な麹菌の培養です。 日本の調味料のほとんど(みそ、しょうゆ、みりん、酢、甘酒など)は麹菌の発酵から始まりますので麹菌はとても重要な菌になりますね。 稲に付く天然の麹菌の塊である稲だまから麹菌を増やすのが、究極の身土不二ですが、昨年は稲だまが取れませんでしたので、以前にとれた麹菌を増やして今年の調味料用にします。 いつもは0.3分つき米(ほとんど玄米)を使うのですが、今回は3分つき米でやってみてます。ポイントは麹菌だけが増えるように灰を混ぜることですね。 稲だま […]

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月刊「壮快」2018年11月号「現代病を招く免疫異常をおさめられるのは“腸”だけ」

健康雑誌の月刊「壮快」に「自然派医師が土をいじる。菌とたわむれる。」という記事を連載中です。 今月号(2018年11月号)は連載第11回目「現代病を招く免疫異常をおさめられるのは“腸”だけ」です。 私たち人は、単独の存在ではなく、おびただしい数の微生物と共存している生態系です。この概念があるのとないのでは、病気や健康についての理解がまったく異なったものになります。 免疫系とは、私たちの体を守る働きをする仕組みですが、実際には、私たちの体からみての異物を排除する反応になります。異物とは、ウイルス感染細胞、がん細胞、病気を引き起こす病原体(細菌やウイルス)、毒素など体に害を与えるもののことです。 […]

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月刊「クーヨン」の今月号2018年10月号の記事

オーガニック系育児雑誌「クーヨン」の今月号(2018年10月号)が発売になっています。 今月号の特集は「子どもを壊す食べ方させてませんか?」です。 私は「腸が元気になる“引き算”の食べ方」という記事で登場しています。 腸および腸内細菌の状態が人の健康にとって最も大切なことを繰り返しお伝えしています。 今までの医学、栄養学、代謝学、食事論、健康論・・・は、この最も大切な腸内細菌の概念が欠如しています。 腸内細菌が元気であれば、腸内細菌がすべての栄養素(必須アミノ酸、必須脂肪酸、短鎖脂肪酸、ビタミン、ミネラル・・・)を補ってくれます。 腸内細菌という概念がなければ○○が不足する、人が作れない・・・ […]

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月刊「壮快」2018年10月号「腸内細菌が作る短鎖脂肪酸が腸の内外で大活躍」

健康雑誌の月刊「壮快」に「自然派医師が土をいじる。菌とたわむれる。」という記事を連載中です。 今月号(2018年10月号)は連載第10回目「腸内細菌が作る短鎖脂肪酸が腸の内外で大活躍」です。 短鎖脂肪酸とは、腸内細菌が産生する短い脂肪酸(炭素数2~5個)のことです。あまり解説されないことが多いのですが、腸内細菌が作り出すたくさんの物質の中で、最も重要といってよいくらい大切で、腸内細菌のほとんどの作用を担っています。 短鎖脂肪酸は、大腸の栄養源であり、消化管に直接作用する以外にも消化管以外のあらゆる臓器にまで(ホルモンや神経伝達物質のように)メッセンジャーとして作用しています。 代表的なものは酢 […]

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水痘ワクチン定期接種に伴う帯状疱疹患者の激増と低年齢化について~ブースター効果の解説も~

最近、比較的若年者の帯状疱疹の患者さんが立て続けに来院されました。今回は、私が以前から強調している、今後予想される帯状疱疹患者の激増と低年齢化についてまとめました。合わせて質問の多い免疫のブースター効果についても解説しました   水ぼうそう(水痘)と帯状疱疹は全く同じウイルス(正式名称もまさに水痘・帯状疱疹ウイルスで、ヘルペスウイルスの仲間です)で起こります。   このウイルスの初めての感染は、水ぼうそうを発症します。水ぼうそうは、一般には軽い感染症で、かゆみのある発疹(水疱)が出る以外は、微熱ぐらいで数日から1週間ほどで治ります。   実は、この水ぼうそうのウイ […]

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