月刊「クーヨン」の今月号2018年10月号の記事

オーガニック系育児雑誌「クーヨン」の今月号(201810月号)が発売になっています。

今月号の特集は「子どもを壊す食べ方させてませんか?」です。
私は「腸が元気になる引き算の食べ方」という記事で登場しています。

腸および腸内細菌の状態が人の健康にとって最も大切なことを繰り返しお伝えしています。

今までの医学、栄養学、代謝学、食事論、健康論・・・は、この最も大切な腸内細菌の概念が欠如しています。

腸内細菌が元気であれば、腸内細菌がすべての栄養素(必須アミノ酸、必須脂肪酸、短鎖脂肪酸、ビタミン、ミネラル・・・)を補ってくれます。

腸内細菌という概念がなければ○○が不足する、人が作れない・・・などの理由で○○を摂らなければならないという理論になるのです。

うつ、がん、アトピー、湿疹、アレルギー、自己免疫疾患、発達障害、貧血、様々な現代病、難病・・・非常にたくさんの病気のベースに栄養が足りない、つまり栄養障害が指摘されています。

栄養障害の根本は腸内細菌がダメージを受けているため、腸内細菌が必要な栄養素を供給してくれないからです。

病気や症状を認める人に対して、レスキューとして一時的にサプリメントや栄養療法、西洋医学、代替療法をするのは確かに有効で効果を認めます。

しかし、これらは根本的な解決ではありません。これらを継続し続けるとそれらに依存したり、肝心な腸内細菌がさらにダメージを受けるのです。

最も大切なことは腸内細菌を回復させることなのです。そのための日常生活(食、生活、メンタル)を整えることです。

これらは、化学肥料(現代農法)と作物との関係とまったく同じ関係にあることも大切です。農作物にとって最も大切なのは土(微生物)の状態です。

化学肥料や農薬をやればやるだけ土(微生物)がダメージを受けます。しかし、化学肥料をやり続ければ、見かけだけは立派な作物が取れるのです。しかし、作物の栄養価は劇的に減少していますね。

また、腸内細菌が元気であれば多少の異物(添加物、毒物、病原菌やウイルス、重金属、放射能・・・)は微生物が処理してくれます。

もちろん、これらの有害物は可能な限り摂らないようにするに越したことはありませんが・・・

さらに、腸内細菌は神経の発達自体に関係しており、大脳活動や精神活動を調節しています。

免疫系(異物や感染症、がんなどの排除をする系)を直接動かしているのは、私たちの免疫細胞ですが、それを調節しているのが腸内細菌です。

つまり、腸内細菌は、免疫がどのように働くかのスイッチであり、ボリュームのつまみです。

腸内細菌は、自律神経系、内分泌(ホルモン)系の調節の要でもあります。

このように、腸および腸内細菌が健全であれば健康上のほとんどの問題が解決します。

まずは、私たちの体自体が微生物に覆われた状態で、これらと共存している生態系であること、私たちの住む世界も微生物だらけであることの理解が大切です。

私たちの体内で起こることも、体外にあるすべてのものとの関係も、これらの微生物を介したものであるという観点からものを見ないと全体像を見誤るということです。

これから、腸内細菌のことを考慮していない健康学は時代遅れになります。全く真逆のものも含めて、無限に情報が得られる時代です。健康情報が正しいかどうかの判断は、腸内細菌のことを考慮しているかどうかに着目しましょう。

私がいつも担当している子ども病院という連載の今月号のテーマは「膀胱炎」です。
今月のクーヨンも盛りだくさんの内容です。
興味のある方は、ぜひ今月号の月刊「クーヨン」をご覧ください。

 

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