インフルエンザの流行を防ぐ最大の対策は自宅待機

〜インフルエンザの流行を防ぐ最大の対策は自宅待機〜

昨日の記事でインフルエンザに検査や治療薬の使用、さらには病院の(早期の)受診は必要ない(逆にしてはいけない)とお伝えしました。
https://www.facebook.com/shinjiro.homma/posts/2305267673131572

今回の記事は、私がこれらをお勧めしない理由をわかりやすく説明していきます。ワクチンに関しては既に記事を書いていますし、他の方も多数情報を発信されていますのでそれらをご参照ください。
簡単にはインフルエンザワクチンに感染の防止効果はほとんど期待できませんし、重症化(脳炎脳症や肺炎)の予防効果はありません。
https://www.facebook.com/shinjiro.homma/posts/2226848267640180

私は自然派の医師を名乗っていますが、それを理由に病院の受診や検査、薬を否定している訳ではありません。私のお勧めする自然派とは、自然の経過に任せて何もしないという事ではなく、西洋医学や科学的なもの、技術の進歩を否定しているわけでは全くありません。

自然に沿った生活をしていれば、限りなく病気になりにくく、なっても軽い経過ですみます。ですから、まずは日常生活(食、生活、メンタル)を自然に沿うことにより免疫力、抵抗力、解毒力を上げておく事がインフルエンザを含めあらゆる病気にならない、重症化しない最大の対策になります。

そして、必要な時には西洋医学を含めたあらゆる治療をむしろ積極的に利用するのが現代を生きる本当の知恵になります。私は全く西洋医学を否定していません、必要なら抗生剤もがんの三大療法も利用すればいいのです。どのような選択をしてもその後に出来る事もまた無限にあるのですから。

しかし、普段から健康であれば、ほとんどの病気は自然に回復します。そして自然な方法で病気を克服した場合、本人や親子を含めて心身ともにとても成長できます。ですから何よりもまず自然な方法をお勧めしているのです。

まず、インフルエンザは毎年流行しますが、ワクチンや薬もあるのに、なぜ流行の拡大を防げないのでしょうか?その理由には、ワクチンが全く効いていないこととインフルエンザが感染力の高いウイルスであることがありますが、それ以上に次の2点がとても重要なのです。

①早くに病院を受診すること(患者本人や家族)、受診させること(園・学校・職場)

患者本人や家族も園・学校・職場も多くの場合すぐに病院の受診を勧めます。これにより、病院内あるいは薬局内でインフルエンザを移し合っているのです。

なぜなら病院や薬局内にはインフルエンザである、ないに関わらずたくさんの患者がいるからです。

インフルエンザはとても感染力の高いウイルスです。極端な話マスクをしていなければ咳1回で部屋中の人に移すほどの感染力です。

②検査を受けること(患者本人や家族)、受けさせること(園・学校・職場)

さらに、この検査による対応が、実は園・学校・職場での管理の間違いに繋がり、インフルエンザの流行を拡大する事になるのです。なぜなら、インフルエンザの検査結果はとても信頼性が低く、かなりの率で間違えて結果が出るからです。

感度のいい検査法も出てきましたが、発熱から最低でも12時間、通常は24時間以上経過していなければウイルス量が増えていないためインフルエンザであっても陰性(インフルエンザでないという結果)になります。

1回の検査で陰性であった場合、何度も検査を受ける為に受診される方がいますが、もちろん病院や薬局に行く頻度が増えれば増えるだけ感染を移し合う頻度が増えます。

インフルエンザであるのに間違って検査が陰性であった場合に、インフルエンザでないと考えて登園・登校・通勤するとあっという間に感染を拡大させますね(共働き、休めない仕事、学校は欠席扱いになる・・・など様々な理由で)。

このように確実性が低い検査で、登園や登校、出勤の可否を決めては感染の管理(移し合うことを防ぐこと)は全く出来ないのです。

つまり、熱が出るとすぐに病院を受診して検査を勧めるという現在の行政指導、マスコミの報道、園・学校・職場の対応、患者自身や家族が行っている対応がまったくの的外れで、この対応が逆に流行を拡大させているのです。

では、インフルエンザに対してどのように対応すればいいのでしょうか?本当の対応は極めてシンプルです。

①流行期に熱が出たら、原因のいかんを問わずに登園・登校・通勤しない。園や学校、職場はまず帰宅させる。
②熱が完全に下がる(解熱して2日みて再び発熱がないことを確かめる)まで自主的に休む。園や学校、職場は休ませる。

この2点を徹底することだけです。

つまり、自宅待機(Stay home)がインフルエンザ自体に対しても、感染の拡大を防ぐ為にも、もっとも大切なのです。さらに経済的にも負担が掛かりません。

他のかぜとインフルエンザを区別しようとするから受診や薬、検査が必要になるのです。インフルエンザの流行期は他のかぜとインフルエンザを区別しないで、かぜであろうがインフルエンザであろうが自宅で待機するのがいいのです。

なぜなら、インフルエンザは人に移してはいけなくて、かぜは人に移してもいいわけではないからです(もちろんインフルエンザも始めから書いているようにかぜの一種ですが・・・)。

かぜでもインフルエンザでも区別せずに熱が完全に下がってから2〜3日みて、再び発熱がないことと、他の症状が落ち着くまで(通常1週間程度)待機することが人に移すことを防ぐ最大の感染対策です(インフルエンザ以外のあらゆる感染症でも)。

また、インフルエンザの治療薬には(新薬を含めて)思ったほどの効果はありません。詳しくは以前の下記の記事をご参照ください。
https://www.facebook.com/shinjiro.homma/posts/2272471113077895

要点は・・・
・インフルエンザ治療薬はどの薬も大差なく症状を約1日ほど短くする程度
・インフルエンザ治療薬に脳炎脳症や肺炎など重症化の予防効果はない
・インフルエンザ治療薬には重篤な副作用(異常行動、飛び降り、突然死など)がある

ですから、薬を飲んでも症状が急速に改善したり、脳炎脳症などの重篤な合併症を防ぐ事はできないのですから、元々持病を持っていたり、免疫力に問題がある人でなければ、この点からもいち早く病院を受診する必要はないのです。

もちろん症状が重い場合や経過が良くない場合は遠慮なく病院を受診しましょう。問い合わせが多い脳炎脳症については後日記事にします。

長くなりますので、本日の記事はこれまでとし、明日はなぜ患者本人や家族、園・学校・職場が上記のようにまったく効果の上がらない対応をしているのか、そしてそれに対してどのように考えればいいのかについての記事になります。

当たり前ですが、そのようにしなければならないそれぞれの事情があるからですね。現在の状態を批判するだけでは問題は解決しません。それぞれの事情や理由を解説し、それに対する実践的な私の考えや対策をまとめて記事にする予定です。

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