ワクチンの問題点 その3 ワクチンに対する情報(効果や副作用)が正確に伝わっていない①

20世紀の医学上の最大の功績はワクチンと抗生剤であるという意見があります。

天然痘(死亡率約30%)という病気が、種痘というワクチンにより世界中から根絶された例を代表として、次々と開発されたワクチンが、人類の脅威となる重篤な感染症を制圧して行った救世主であると。

本当でしょうか?

 

私は、今ではワクチンほど効果が過大に評価され、副作用が過小に評価されているものはないと考えています。

一つずつ見て行きましょう。

 

1効果が過信されている

 

歴史的にみてほとんどの致死的な感染症の大幅な減少(患者数、死亡率とも)はワクチン導入以前に起こっている

 

大正時代以前は様々な伝染病で毎年、数千~数万人が亡くなっていました。

具体的にはコレラ、赤痢、腸チフス、パラチフス、痘瘡(天然痘)、発疹チフス、猩紅熱、ジフテリア、ペストなどのことです。

しかし、これらの病気は現代の日本ではほとんどみられることはありません。

これらの感染症に対してワクチンが作られたのは痘瘡(天然痘)とジフテリアのワクチンのみです。


つまり、ワクチンがこれらの感染症を克服したわけではないということが言えます。

 

さらに現在ワクチンの対象やそれ以外の疾患についてみてみましょう。

全ての図には情報元が明記してあります。

その下は私の解説です。

 

1カナダでの結核死亡率

矢印がワクチンを接種した期間ですが、接種開始前から大幅に低下、接種を中止しても減少している

 

2カナダでの麻疹発生率

ワクチン接種開始前から大幅に低下、接種後も低下しているが、接種前よりもむしろ減少率が大幅に低下している

 

 

3 アメリカでの結核死亡率

アメリカではワクチン接種がないにもかかわらず大幅に減少を続けている

 

4 アメリカでの百日咳死亡率

ワクチン接種開始前からすでに大幅に低下している

 

5 アメリカでの猩紅熱死亡率

猩紅熱ワクチンは存在しないが大幅に低下し続けている

 

6 アメリカでのインフルエンザ死亡率

ワクチン接種開始前からすでに大幅に低下している


7 
イギリスでの百日咳死亡率

ワクチン接種開始前から大幅に低下、接種後も低下しているが、接種前よりもむしろ減少率が大幅に低下している

 

9 イギリスでの麻疹死亡率

ワクチン接種開始前からすでに大幅に低下している

 

11 ニュージーランドでの結核死亡率

ワクチン接種開始前から大幅に低下、接種後も低下しているが、接種前よりもむしろ減少率が低下している

 

上に示したすべての感染症は患者数、死亡率ともにワクチンの導入以前から激減していることが分かります。むしろワクチンの導入により患者数、死亡率の減少が鈍くなっているものさえ少なくありません。

 

死亡を含む重篤な病気を引き起こす感染症は初めにふれた様々な伝染病を含め、ワクチンが制圧したわけではないことは一目瞭然ですね。

 

では、これらの感染症の患者数、死亡率ともに著明に減少した要因は、何が考えられるでしょうか。以下に示します。

 

・公衆衛生の向上 特に「上下水道」の普及

・栄養状態の改善

・生活環境の改善 密閉、不潔な状況で多数の人が同居するような状態はなくなった

・抗生剤の登場(結核以外にこの役割は決して大きくない)

 

つまり、現在の日本の状態(衛生環境、栄養状態など)でワクチンを打たなかったとしても、ワクチンの対象となっている感染症での重症化はほとんどないと考えられます。同様に、以前のような大量発生や大量死が起こることは考えられないでしょう。

 

以上のように、ワクチンが本当に我々の健康に貢献しているかどうかは超長期的な視野から考察する必要があります。

目先のデータだけ見ていたら正確な判断ができません。ほとんどの論文はこれに当たります。

ワクチンの添付文書などに引用されている論文も同様です。

ワクチンを推奨する人の多くは都合のよい論文を選んできます。

さらに論文の改ざんの問題もあり、論文に書いてあるから正しいと言うことではなく、「論文を正確に評価」できることが必要です。


人類の歴史においてワクチンが果たした功績などほとんどないと言ってよいでしょう。その上ワクチンには多大な副作用があるのです。

 

次回の記事に続きます。




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