一刻も早い抗体検査による大規模調査を希望します!!(COVID-19 ⑬)

今回の記事はとくに拡散希望です!!

 

これまでに書いた記事のまとめは以下を参照してください。

https://www.facebook.com/shinjiro.homma/posts/2641620056162997

 

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の検査(診断)は、現在PCRが行われています。前回の記事では、これとは他に抗体検査があるということを紹介しました。

『COVID-19に対する抗体検査が、あらゆる問題解決の糸口になる!』今回は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の現在の診断方法(PCR法)とは別の検査方法である抗体検査について記事にします。今後、国や自治体による緊急事態…

本間真二郎さんの投稿 2020年4月2日木曜日

 

最近、抗体検査を紹介するニュースや記事がとても増えて来ていますが、PCR以外の新しい診断方法が出て来たという紹介がほとんどです。

 

もちろん、診断することや免疫がついているかどうか確認できることはとても大切ですが、それ以上に抗体検査はCOVID-19の正確な特徴を明らかに出来るという重要なメリットがあります。

 

例を挙げて説明します。

今回のCOVID-19が登場する前に2012年に主に中東で流行したMERS(中東呼吸器症候群)という病気があります。MERSCOVID-19と同じコロナウイルスで起こり、特徴もとても似ています。

・高齢者や基礎疾患を持つ人で重症化する

・不顕性感染が多い

15歳以下の患者数はとても少なく(約2%)、無症状か軽症が多い

・軽い場合はだだの風邪症状で回復する

 

MERSのPCRによる診断では、世界の27カ国で2497人の患者が確認されこのうち853人が死亡しています。つまり致命率(致命率とは病気になった人での死亡する割合のことです。)は約34.3%にもなります。

 

感染者の約1/3が死亡するのですから、とってもとっても怖い病気というイメージになりますね。MERSの説明がされる場合は大抵この数字が使われます。

 

しかしその後、MERSが発見されたサウジアラビアで抗体検査を使って大規模調査が行われました。サウジアラビアでは、PCR法で2106人の患者が確認され780人が亡くなっています。つまり致命率は約37%になります。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25863564

 

抗体検査は、15歳以上での人口とほぼ同じ年齢割合を合わせた1万人で行われています。結果は、全体の約0.15%が抗体を持っていました。つまり、すでにMERSに感染し、症状がないまま免疫がついていたということです。

 

0.15%はとても少なく感じるかもしれませんが、サウジアラビアの2012年当時の人口は約2902万人ですから、その0.15%=43533人の感染者が発生していた可能性があります(上記論文では15歳以上で計算しています)。この数字で致命率を計算しますと約1.8%になります。

 

致命率はその病気の重症度の最も重要な目安になりますが、PCR法と抗体検査法では、まったく違う値(20倍以上の違い)になっています。

 

現在COVID-19の診断にはPCRが行われていますが、これだけでは恐怖を煽るだけで、COVID-19の本当の重要度(感染する割合、発病する割合、重症化する割合、死亡する割合など)がまったくわかりません。

 

つまり、現在は正確な情報がまったくわからないまま、全世界がパニック状態となっているのです。もう一度強調しますが、本当に怖いのはコロナウイルスではなく人の恐怖心です。

 

COVID-19の本当の姿を知り、対策を考える為に、一刻も早い抗体検査による大規模のスクリーニング(患者の診断ではなく一般の健康者の抗体の有無の割合の検査が必要だと思います!

 

「抗体検査は診断に使うのはかまわないが免疫がついているかどうかの判定はすべきではない」という意見が出ています。例えば、以下などになります。

http://agora-web.jp/archives/2045105.html?fbclid=IwAR1qW7nBOqOIGsSdamwOns-Lu6oVIn4wUnDk4gCOFYCeow1Fcx_VkncjHX0

https://news.yahoo.co.jp/byline/onomasahiro/20200405-00171520/?fbclid=IwAR2y-OJwAqHcbnJWLcxMaV5HvibF7vcOADFLmzV8ndyXxOU1ZUnGrZv2T6w

 

これらの意見は今回の大規模な抗体検査には影響ありませんが、問題になる点に関しては次回の記事で詳しく解説します。

関連記事

no image

みその仕込み開始

本格的に今年度の調味料作りを始めます。 まずは、調味料の定番「みそ」になります。 みそは日本の調味料の代表であり、すべての食べ物のなかで最も体に良いものの代表でもあります。食の欧米化に伴い、みそ汁をとらない子ども達が増えているそうですが、日本に住む日本人には最もとって欲しいものですね。 私の身の回りでもみそを自分で作られるが増えてきました。 自分で仕込んだみそは、材料(大豆、米、塩、麹、菌など)が異なるため、それぞれがまったく違うものになります。 そして、出来上がったみその味も、菌も、効能もまったく違います。これがまさに本当の「手前味噌」ですね。昔はかぜなどが治りにくかった時は、むこう10件の […]

no image

腸内細菌の種類と役割②

前回の記事の続きです。   人と腸内細菌は共生関係というお互いに助け合っている関係にあります。   腸内細菌にとって人の腸内に住むメリットとはなんでしょうか。 まず、私たちは、定期的に食物を食べますので、腸内細菌には自動的に食べ物(とくに糖質)が供給されます。 また腸内は適度な温度や水分が保たれており、腸内の酸素の少ない環境は、嫌気性菌が多い腸内細菌にとっては実に快適な住みやすい環境と考えられます。 一方、人にとってのメリットですが、腸内細菌が良い状態では、以下のように、人の腸内でとても多くの役割を果たしており、人の存在を根本から支えています。 ①常在菌として存在し病原菌の […]

no image

第14回直立歯科医学研究大会に参加しました

北海道札幌市で開催の第14回直立歯科医学研究大会に参加してきました。 私は「グローバルに考える病気の原因〜微生物と病気の関係〜」の講演をさせていただきました。 全国で講演させていただいていますが、医歯学の学会、研究会での講演は実に10年ぶり位になります。研究会主宰の 臼井先生を始め関係者の皆様に感謝いたします。このような機会を与えていただきありがとうございました。 直立歯科医学とは、とても簡単には説明出来ないのですが「真っ直ぐに立てないこと」と様々な不調や病気との関係を研究する学問です。 以下などをご参照ください。 https://www.facebook.com/chokuritsu/ ht […]

no image

微生物の排除が病気を作っていることが常識になる時代へ

近所の本屋さんで「あなたの体は9割が細菌」という本が目に止まりましたので、早速購入してみました。簡単に概説し、私の意見を加えてみます。 ゲノムとは1つの生物の遺伝情報で、本体は細胞内のDNAです。 DNAは4種類の塩基(文字のようなものに相当)が並ぶことにより(配列が)、情報を伝える設計図になっています。 ヒトゲノムは30億塩基もの長さがあり、このすべての配列を解析したのがヒトゲノム・プロジェクトで、2003年に完了しました。 これにより当初は、病気のメカニズムのほとんどを解明できるとまで期待されていましたが、遺伝子の配列だけではほとんど何も分からないことがはっきりし、思ったほどの成果はありま […]

no image

米麹作り

今年培養して増やした麹菌を種麹に米麹を作りました。 使った種麹は先日記事にしたものです。 https://www.facebook.com/shinjiro.homma/posts/2302639180061088 とっても出来の良い米麹になりました^^ この種麹は大体40時間で米を米麹にすることができます。温度管理はほぼ12時間ごとに麹室(麹を作る箱)の底に置く湯たんぽを取り替えるだけです。 今年培養した麹菌の出来がとても良いことがわかりましたので、今年度の調味料(みそ、しょう油、みりん、酢など)はこれを種麹にして作ってみます。 まずはこの米麹から、しょうゆ麹と甘酒を作ります。 種麹は冷蔵庫 […]

PageTop