ワクチンの問題点 その2 ワクチンを受けないことが悪いことのように思わされている②
③「ワクチンで防げる病気があるのに受けないのは親の怠慢である」
ワクチンで防げる病気にVPD(Vaccine Preventable Diseases)という略名を付けてまでワクチンを推奨しています。
ワクチンで防げる病気があるのかもしれませんが、そもそも病気を防ぐことが必ずしも子どもや未来の子孫のために良いことなのでしょうか。
また、ワクチンだけが感染や流行を防ぐ手段ではありませんので、ワクチンを受ける以外の方法で最大限感染を防ぐ対策をします。
さらに、人にうつさないように2次感染に対する対策もします(次項にも関係します)。
・幼少児(特に6か月未満)では特に外出自体を控えたり、人ごみの場所には行かない。
・普段から手洗い、うがいなど基本的な衛生管理を心掛ける。ただし、なんでも滅菌、除菌することは良くありません。この事は、今後、微生物やアレルギーの項で詳しく解説します。
・発熱、発疹、かぜ様症状、下痢などを認めるときは登校しない。
・出席停止がふさわしい感染症のときは学校保健安全法施行規則(感染症が発症した時にいつまで出席停止にするかについての決まり)にのっとって欠席する。
ワクチンで防げる病気をさらに詳しくみていきましょう。
1)病気がほとんどない疾患にはワクチンは必要ないですよね(副作用は確実に発生します)。
ジフテリア、ポリオ、日本脳炎
ジフテリアは国内では2000年以降疑い例が1例のみです。
ポリオは自然感染では1981年以降発症例がありません。
日本脳炎の年間患者数は10人以下で20歳未満は0~2人です。副作用で予防接種を中止していた期間(2006年~2009年)も患者数は増加しませんでした。
2)防ぐ必要がない感染症もワクチンの対象になっています。
風疹、ムンプス(おたふく)、水痘(水ぼうそう)、ロタ
これらは軽症な病気で防ぐ必要がないでしょう(むしろ軽症な小児期に積極的にかかっておき、自分のためにも、次世代のためにも強い免疫を得たい病気です)。
3)常在菌は正常児にも普通に存在する菌で、健康児であれば、基本的に病気を引き起こすことはありません。常在菌を排除することが私たちの健康や環境に対して後にどのような影響があるか全くわかりません。
ヒブ、肺炎球菌は常在菌です。
4)効果が定かではないワクチンもあります。
BCG、インフルエンザ、HPV(子宮頸がん)
BCGに肺結核の予防効果はありません。
インフルエンザワクチンに感染予防効果はありません。重症化(脳炎脳症、肺炎)の予防効果もありません。
5)副作用の頻度や重症度が高い(副作用が効果を上回っている)ワクチンは受けない方が良いでしょう。
日本脳炎、HPV(子宮頸がん)
日本脳炎の死亡を含む重篤な副作用は患者数を大きく上回っています。
HPVは約10万人のうち1人に有効なワクチンとされていますが、重篤な副作用は3300人に1人ほど発生します。
以上を踏まえた上で、現行の主な予防接種を列記してみましょう。
BCG(肺結核)、日本脳炎、ジフテリア、百日咳、破傷風、ポリオ、ヒブ、肺炎球菌、麻疹(はしか)、風疹、水痘(水ぼうそう)、ムンプス(おたふく)、インフルエンザ、HPV(子宮頸がん)、ロタ、B型肝炎
色のついているワクチンは上記の理由で必要ないと考えられます。
残ったもののうち、麻疹(はしか)は過去の病気で、現在は自然感染することはほとんどありません。私は20年以上小児科医をしていますが、今まで1人しか見ていません。
また、麻疹(はしか)は確かに熱が長く続いたりする病気ですが、現代の日本人の衛生環境と栄養状態で死亡などの重篤な状態になることはほとんどないでしょう。
B型肝炎は両親(とくに母親)がウイルスのキャリア(ウイルスを持ち続けている人)でなければ感染する可能性はほとんどありません。
現行の接種方法(両親がキャリアであった場合にのみ子どもに予防接種をする)で母子感染の95%以上を防いでおり、世界的にみても優秀な効果をあげており、全員が接種する必要はないでしょう。
どうでしょうか?このようにみると現行のワクチンのほとんどが必要ないということになりますね。
さらに続きます・・・