自然派医師のブログ

免疫の異常による病気(現代病)と腸内細菌

前回の記事の続きです。   さて、前回の記事では、現代人に多くみられる病気(現代病)のほとんどの背景には免疫の異常があることを説明してきました。   では、免疫が異常をきたす原因は何なのでしょうか?また、どうしてこんなにも急激に増加しているのでしょうか?全ての事には理由があるはずです。   よく言われるように、食事や生活習慣の変化(いわゆる欧米化)や様々な化学物質(公害、農薬、食品添加物、経費毒など)が原因でしょうか? もちろん、原因は一つではなく、これらもとても大きな影響を与えていることは間違いありません。   しかし、最も重要な原因は、昔はあたり前にいた寄生虫や微生物を常識的な衛生管理を超 […]

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急増している免疫の異常による病気(現代病)

免疫とは、かつては「一度かかった病気にはかからない」という経験的な現象を意味していました。   例えば、はしか(麻疹)にかかって治った人は、もう二度とかからないことをはしか(麻疹)に対しての免疫がついたと言います。   現在では、より大きな生体防御の仕組み全体について使われる言葉になっています。   簡単には、免疫とは、自分と自分以外の異物を区別し、異物を排除する反応を意味します。   この異物には、外から来る病原ウイルスや病原菌の他にも、外科手術で移植された他人の臓器などもあります、また、身体の内部から発生する異常な自分の細胞であるガン細胞なども含みます。   免疫は、自己を防衛するシステム […]

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断食と腸内細菌

断食は体を浄化する代表的な方法の一つとされています。断食をすることによりほとんどの病気が治るあるいは改善するという意見まであります。 実際に断食にはいろいろな効果が報告されています。例えば、 ①内臓(特に消化管や肝臓、腎臓、膵臓など)の機能回復 ②余分な脂肪、コレステロールなどを排出し、肥満やメタボの解消 ③毒物(化学物質、重金属、薬物)、老廃物の排出 ④免疫力の増強 断食によって、消化や吸収、その後の代謝や輸送などに使っているエネルギー(1日に使っている全エネルギーの20~30%程とされています)や酵素などを体の修復に回すことができると考えられます。 例えば、かぜなどの病気の時に、食欲がなく […]

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腸内細菌叢の確立に影響する要因

前回の記事の続きです。   腸内細菌叢の確立に影響を与えている要因についてより深く考えてみましょう。 やや厳しい内容も含みますが、やみくもに現代医療を批判しているわけではなく、事実に基づいております。   やむにやまれぬ事情もたくさんあることは、臨床医である私も十分に承知しております。 もし、これらに当てはまることがあっても落ち込むことはありません。 これらを踏まえてどう考えていくのかは、これからの問題であり、社会全体の問題でもあります。   ① 抗生剤の使用 出産前後には、様々な医学的な理由により抗生剤が投与されることが多いですが、抗生剤が投与された場合は、妊婦の腸内細菌のバランスを大きく崩 […]

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腸内細菌叢の成り立ち

前回の記事で、腸内細菌の様々な働きをみてきましたが、今回は、腸内細菌叢がどのように作られていくのかを解説していきます。   まず、一般的な腸内細菌叢のパターンについてです。   腸内細菌叢は指紋のように、人によって個人差があります。 一卵性双生児では二卵性双生児よりも似通った腸内細菌叢になります。 一緒に暮らしている人(夫婦、兄弟、家族)も腸内細菌叢が似てきます。 ある種族や地域、国によって共通する腸内細菌の傾向というものもあります。   このように、腸内細菌叢は遺伝あるいは環境による影響を受けますが、かなりの部分は食べ物によって左右されると考えられています。 食生活以外にも、腸内細菌叢に影響 […]

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