栃木県那須町での統合医療シンポジウムでスピーチさせていただきました

昨日(2019年3月6日)は、栃木県那須町にある那須まちづくり広場で統合医療シンポジウム「近代医療から統合医療へ」にゲストスピーカーとして参加しました。120名以上ものご来場があり、教室がイスでいっぱいになっていました。県外からのご参加もありました。

講師を務められた日本統合医療学会の小野直哉理事は、那須町は日本、いや世界で最も進んでいる統合医療のモデル地区ではないかという感想を述べていました。スゴイですね^^

私は、自然派の医師になった経緯と現在の活動について自由なスタイルで楽しく述べさせていただきました。私の話の内容は簡単には以下のようになります。

・すべての病気の原因は不自然な生活にある
・治療(医療)とは突き詰めれば以下の2点になる
 ①自然治癒力をどのように高めるか
 ②自然治癒力の邪魔をしない
・私の考える自然に沿う生活とは、あらゆる面で人、動物、植物、微生物、環境、地球にとっていい生活をすること
・医の前に食があり、食の前に農があり、農の前に微生物がある
・作物においての根、土(微生物)が人においての腸、腸内細菌に相当する
・腸および腸内細菌の状態が人の健康にとってもっとも大事
・人は体と心の両方からなり、両方が健全ではじめて健康になる

さらに、今回は統合医療シンポジウムでしたので、私の考える「統合」についても簡単にお話ししました。以前も書きましたが、これからの世界は分離から統合に向かいます。その時に大切なのは多様性を認め合うことだと思います。

分離しているものの統合を果たすには2つの方法があります。
①あらゆる多様性を否定して全員を同一のものとすれば全体が同じ一つに統合される(一見、皆が平等で便利になりますが、個性や多様性はなくなる)

②あらゆる多様性を出し合って全体で一つに統合される(この場合1人では一つの事しか出来ないので必然として協力し合う関係になり、自然に統合される)

真っ白なキャンバスに皆で絵を描きます。
全員が黒色を持つと絵を描こうとしても黒で塗りつぶすことになります。これは絵にすらなりません。一方、全員が違う色を持つとあらゆる可能性の絵を描けます。ただしこの時に自分の我だけを通すと絵になりません(抽象画のようにはなるかもしれない)。皆で協力する必要がありますね。

そして①がグローバリゼーションの正体です。今は全世界が全速力でこちらに向かっているのが現状ですとお話ししました。

現在は、全国どこに行っても同じコンビニがあり、100円ショップがあり、同じファーストフードの店があり、同じアパレルの店があります。そして、皆同じ番組を見て、皆同じ考えを持ち、皆同じ言葉を使い、皆同じ行動をし、皆同じ所で笑わされます、さらに皆と同じ行動をしない人を攻撃したりします・・・そしてグローバリゼーションは、ネット環境の発達によりますます加速して行くことになります。

この状態は便利で快適で平等であるとも言えます。まさに「平成」つまり「皆が平に成った」世の中です。一方で皆に合わせるだけというのは、自分は存在していなくとも良いという意味になりますね。平成は間もなく終わりになりますが、今後日本はどの方向に向かうでしょうか?

多様性とは、個性であり、人の持つ可能性であり、自由であり、生きる意味と言い換えてもいいと思います。つまり、多様性を否定する(一つの同じ価値観しか認めないという態度)とは人間の可能性を否定する事であり、存在理由を失う事でもあるのではないでしょうか。

 

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