「なす子育ちの会」さん主催の「子どもの病気とワクチン」の講演会の質問の答え ③ワクチン

先日の4月17日にありました「なす子育ちの会」さん主催の「子どもの病気とワクチン」の講演会の質問の答えの続きです。

 

個人的なご質問に関しては、ブログやフェイスブックではお答えできませんので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

質問がとても多いため、いくつかの項目(①食②アレルギー③ワクチン④生活⑤薬や病気⑥その他)に分け、何回かにわたって回答する予定です。

今回は③ワクチンについてになります。

 

①食に関しては以下を参照してください。

「なす子育ちの会」さん主催の「子どもの病気とワクチン」の講演会の質問の答え ①食について

②アレルギーに関しては以下を参照してください。

「なす子育ちの会」さん主催の「子どもの病気とワクチン」の講演会の質問の答え ②アレルギー

 

講演会でお答えできた質問に関しては、参加された方がとても分かりやすくまとめていただいていますのでご参照ください。

http://ameblo.jp/ulysses310/entry-12270251803.html

 

Q11 母のワクチン摂取は子どもへの有害物は移行しますか

A11 赤ちゃんの体は1個の受精卵からはじまり、出生までの10ヶ月間の間に約3kg、細胞数にして3兆個になります。この間の栄養はお母さんの食べたもの(厳密には食べたもの、飲んだもの、塗ったもの、吸ったもの)になります。ですから、妊娠期間中の母の生活の仕方は、児にとても大きな影響を与えます。

もちろん胎盤は有害物を強力にブロックするフィルターとしての機能もありますので、大きな影響はないともされています。

しかし赤ちゃんの健康状態は、正確には妊娠前、はっきり言えば、母の誕生時から今までの生活の仕方による影響も受けているのです。ですから、母のワクチン摂取も児に影響すると考えて良いでしょう。さらに私は、お産は母にとっての最大の浄化と考えていますので、母の毒を胎児が引き受けてくれるという考え方もできるかもしれません。

 

Q12 後進国でのワクチンの効果は

A12 短期ではなく100年以上の長期でワクチンの効果を歴史的に見ると、ほとんどの重篤な感染症はワクチンが始まる遥か以前から激減しています。この理由は公衆衛生とくに上下水道の普及によるもので、ワクチンがこれらを制圧した訳ではありません。

ワクチンの問題点 その3ワクチンに対する情報(効果や副作用)が正確に伝わっていない⑤

その証拠に上下水道が関与していない開発途上国では、一部のワクチンを除き思った程のワクチンの効果を認めていません。

 

 

Q13 日本はなぜワクチンをしているのでしょうか

A13 国、厚生労働省、市町村、保健所、専門家、医師、マスコミが一体になってワクチンの接種を強力に勧めているためです。しかも、一部を除いて誰もワクチンを推奨する専門家の意見や教科書的な知識以外の本当のことを知らない状態です。これは、本当の意味で子どもたちのことを考えているとはいえません。そして、これらの情報が巧みにコントロールされています。

 

Q14 百日咳と破傷風のワクチンは効果があるということでしょうか?百日咳と破傷風だけ単独に受けることはできるのでしょうか?

A14 講演では、①感染にかからないためと②人に移すのを防ぐという2つの観点からワクチンの必要性の有無を説明し、そのどちらでもこの2つのワクチンを「必要ない」に分類しなかったのでこのような質問が出たのだと思います。

まず、私はこの2つのワクチンの摂取を勧めている訳ではありません。この2つの観点からだけみると、不要ではないワクチンになるという意味であり、他にも観点はたくさんあり、より広い視点から総合的に判断してほしいと思います。

もう一度強調しておきますが、ワクチンを打つ、打たないに答えはありません。可能な限り勉強され、それぞれのワクチンについてのメリットデメリットを考え判断してください(百人いれば百通りのメリット、デメリットがあります)。

百日咳と破傷風ワクチンだけが効果があるという訳ではなく、他のワクチンでも効果を認めるものももちろんあります。しかし、打つ、打たないの判断は効果だけで決めるものではありません。以下もご参照ください。

予防接種(ワクチン)を受ける前に考えてほしい事

 

Q15 おたふくは睾丸炎により不妊になりますか、かかっても大丈夫でしょうか

A15 おたふくかぜの合併症の一つに思春期以降にかかった場合の睾丸炎があることは有名ですが、ほとんどが片方の感染であるため、不妊になる可能性は限りなく低いと考えられています。おたふくに限らず、ワクチンを推奨する理由にほとんどない合併症を大げさに強調し恐怖をあおっている意見を多く目にします。

普段から子どもの免疫力、抵抗力、解毒力を高めておけば、症状が重篤化したり合併症の発症を防ぐことができ、これこそが本当の対策だと思います。

もちろん、「限りなく睾丸炎や難聴になるリスクを減らしたい」理由でワクチンを摂取するのは、ご両親の判断です。繰り返しますが、自分たちにとってのメリット、デメリットを総合的に考えてご判断ください。

 

Q16 ワクチンにかかるタイミング(ワクチンの対象となる感染症にかかるタイミング)を逃しても大丈夫でしょうか

A16 おたふくも麻疹(はしか)も水痘(水ぼうそう)も風疹も一般に発症年齢が早い程症状も軽く、合併症の率も低くなります。ですから、これらの感染症にはむしろ1日も早く感染した方が良いという意見もあります。

しかし、現代の日本の様に上下水道が完備し、ほとんどの子どもがワクチンを打っている状態では、逆にこれらの感染症にかかりたくてもかかれない状態になっています。

大人になってからでは症状や合併症が重篤な感染症もあり(麻疹や妊婦の風疹など)、自然感染していない場合はワクチンの接種をした方が良いという意見があっても良いと思います。中学校、高校、大学入学、就職時などそれぞれの節目にワクチンを打つかどうか再考するのが現実的かもしれません。その際に本当に感染していないか抗体値を計ってから決めても良いでしょう。

また、免疫系も未発達で抵抗力も低い乳幼児にワクチンを打つよりも、可能な限り年長や成人になってから打つ方が解毒能も高いと考えられます。ただし、この場合は定期接種ではなく任意接種になります(大きくは、自費になることと、救済制度の枠組みが変わります)。

 

Q17 はしか、おたふく、水ぼうそう、ロタのワクチンに効果はありますか

A17 全てのワクチンに効果が全くないという極端な意見をインターネット上で見かけることがありますが、効果のあるワクチンももちろんあります。ただし、思った程の効果のないワクチンもたくさんあるという認識で良いでしょう。そしてワクチンを打つか打たないかの判断は効果だけで決めるものでもありません。

+予防接種(ワクチン)を受ける前に考えてほしい事

 

Q18 妊娠時に麻疹の免疫がないと言われたましが、2人目を作る前にワクチンを打った方が良いでしょうか

A18 どちらでも良いでしょう。可能な限りメリットとデメリットを勉強し総合的に判断されるのがよいでしょう。

 

Q19 破傷風は人に移すことを気にしなくてもよいということですが、感染する心配は考えなくても良いのでしょうか

A19 破傷風は人から人には感染しませんので、人に移すことを防ぐという目的で打つワクチンではないと言う意味です。破傷風のワクチンはもちろん第一に感染する可能性を考えて予防のために打つワクチンです。また第二に感染が疑われる時に発症を防ぐために打つこともあります。

 

Q20 ワクチンを済ませてしまっていますが解毒する方法はありますか

A20 ワクチンを全く摂取しなかったとしても、現代社会はありとあらゆる毒物(環境毒)に囲まれて生活していると考えてよいでしょう。

これらの毒物に対しては①できるだけ摂らないという努力ももちろん大切ですが、②摂ってしまった場合にできるだけ速やかに出す身体づくりのほうが重要です。

ワクチンの解毒だけのために特別な何かをするのではなく、日常生活の全てが大切です。普段から可能な限り免疫力、抵抗力、解毒能を高める生活をすることです。つまり、私がいつも強調している自然に沿った生活をするということに尽きると思います。

 

Q21 ワクチン摂取後に発疹が出現しました。 病院ではステロイドと保湿剤を出され、自然系の植物性のものはむしろアレルギーにつながると説明されました

A21ワクチンの摂取が発疹の原因かどうかは、これだけでは判断が難しいと思います。しかし、ワクチン摂取はワクチンに含まれるものに加え不自然に免疫反応を起こさせる行為ですので、どのような影響がでるか予想ができないものも多くあると思います。湿疹についての対策はA9を参照してください。

 

Q22 保険師や病院、周りへの対処はどうすれば良いでしょうか

A22 いつも強調しますが、意見の違う人(病院、保健所、教師、友人など)とは、なるべく対立しないでサラッと流すような対応が重要です。「ありがとうございます。参考にはさせていただきます。しかし、私たちは勉強して決めました。」というような対応が良いと思います。

虐待とは、親の勝手な思い込みや考えで子どもに不利益を与えている行為になります。子どものことを真剣に考え勉強している親が虐待になる訳が無いのです。むしろ何も考えずに盲目的にワクチンを受けさせる方がはるかに思考停止している状態で、子どものことを真剣に考えていないでしょう。

しかし、現状はよりクレバーな対応が必要になることもあります。最低限、簡単な質問には答えられるようにしておくことや、勉強している証拠を用意しておくことなどです。

病院や健診で、ワクチン接種を強要された医療従事者などに、すぐにでも教えたくなったり、対立したくなる気持ちもわからないわけではありません。私(本間)が言ったから、自分が勉強したから等、やみくもに説得するのではなく、まずは自分のなかでしっかり落とし込んで欲しいと思います(何度も言うように、ワクチンや薬の接種をすることに決まった答えはありません)。

私が本来の願っていることは、わかり合えないことが多くとも、異なる意見の医療従事者などとも、協力・情報交換していけることです。それにより、少しずつ前に進んでいく社会。私は、まずはそうならざるを得ない相手の立場や社会状況など、一歩引いて俯瞰して物事をみるように心掛けています。ワクチンを打たない自然派が新たな対立の波を作らないような心がけは、今はまだ少数派だからこそ、慎重にしていく必要があるかもしれません。

そして対立することより何より重要なのが、横のつながりを広く作っておくことです。ワクチンをしない選択をする人が急速に増えつつあります。現代ではSNS、ブログ、FBなどで簡単に同じ様な考え方の人を見つけることができます。

 

Q23 手術を予定していますが輸血でB型肝炎の心配はありませんか

A23 輸血によるB型肝炎の感染はほとんどありませんがゼロではありません。献血された血液はすべてB型肝炎の検査をしていますが、感染はしているがまだ発症していない人からの血液で、検査に引っかからない位のウイルスが混入し、輸血を受けた人が発症することがあるからです。1年に5名から15名程とされています。この頻度を多いと見るか少ないと見るかは人により異なると思います。

前の質問にも書きましたが、ワクチンを打つ、打たないに答えはありませんそれぞれがメリット、デメリットを考え判断できるようになることが大切です。

 

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