医の前に食があり、食の前に農があります。ですから、本当の健康は農から考えなければなりません。これだけ病気が増えているということは、農作物の作られ方にも大きな問題があるということなのです。

私は、診療所の近くで畑を借りて、自然農を行っています。現在では40種類あまりの季節の野菜、豆類、いも類、麦類、雑穀などを栽培しています。米作りは仲間と共同で無農薬天日干し米を作っています。

自然にある木や草花は土を耕したり、肥料をやらなくとも豊かに茂り、成長します。米や野菜も同じように、自然の仕組みに従って栽培できるというのが自然農の考え方です。

自然農にも様々な方法がありますが、私の考える自然農とは、なるべく自然の仕組みに沿って、余計な物や行為を行わない農法であると考えています。私が行っている自然農の特徴は・・・

  1. 土を耕さない
  2. 肥料をやらない
  3. 農薬をやらない(虫をとらない)
  4. 草をむしらないなど

自然農のメリットはとてもたくさんのことがあります。

  • 環境(土、水、空気、微生物)を破壊しない
  • 浄化能力が高い(農薬、肥料(肥毒)、放射能…)
  • 作物が安全で美味しく栄養価も高い
  • 微生物を含め、すべての生物にやさしい
  • 虫がつきにくい
  • お金がかからない(様々な器械、農機具、肥料、農薬、ガソリン…が不要)
  • 手間がかからないなどです。

私は、自然の仕組みを理解するために自然農を行っていますが、いわゆる有機農を否定しているわけではなく、自然の仕組みに沿った方法であれば、全く問題がないと考えています。実際に私の畑でも、半分を自然農、もう半分を米ぬかや家庭の生ごみを発酵させた肥料を用いた有機農で栽培しています。

地元でもあらゆる工夫をして安全・安心で皆が喜ぶ作物を栽培している農家さんがたくさんいます。若い人も増えています。信頼のおける農家さんから買う消費者が増え、よりよい循環の輪が広がることを期待します。

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