健康的な食について

日本に住む日本人にとっても健康的な食事は、伝統的な和食です。

どのような食事が健康に良いのかは、身体の設計図である遺伝子、住む土地の気候や風土、腸内細菌の状態などにより異なりますが、日本に住む日本人にとってもっともふさわしい食事は、伝統的な和食になります。

和食ですので、ごはん、みそ汁、漬け物の三点セットが基本になります。ごはんはできれば白米よりは玄米が良いでしょう。玄米がどうしても苦手な方や体質に合わない人は、分付き米や白米に雑穀をたっぷり混ぜましょう。玄米を少し発芽させ、発芽玄米の状態にするか、玄米を炒ってから炊く方法もあります。さらに重要な事は、意識してよく噛むようにすることです。

和食の基本であるごはん(玄米)、漬け物、季節の野菜を使った具たくさんのみそ汁にたっぷりのごま塩と梅干しを加えれば、最低限の栄養は十分にまかなえます。本来は、腸や腸内細菌の状態が良ければ、必要な栄養素のほとんどは、直接食材に含まれなくとも腸内細菌が作ってくれたり調節してくれるのです。食事の基本は、食材に含まれる栄養も大切ですが、それ以上に重要なのは、腸内細菌にとって良い食べ物、食べ方をすることなのです。

基本の3点セットにおかずを加え一汁一菜から三菜にします。おかずをどの食材から選ぶかをわかりやすい頭文字でとったのが「まごわやさしい」になります。ま=まめ、ご=ごま、わ=わかめ、海藻類、や=やさい、さ=さかな、し=しいたけきのこ類、い=いも類です。

「まごやさしい」は、日本人が和食を中心として健康に暮らすための智恵です。腸や腸内細菌の状態を自動的に整えてくれます。毎回の食事にこれらのすべてを含める必要はありません。難しく考えないで、1週間くらいのあいだに、まんべんとなくとれていれば十分です。じつはこの「まごはやさしい」の頭文字も本当は覚える必要はなく、最も大切なことはこれらに乳・乳製品と肉類(さかなを除く)が含まれないことなのです。

わたしが動物性食品をあまりお勧めしないのは、腸内環境を悪化させるからです。腸内細菌のバランスをくずし、いわゆる善玉菌が減り、悪玉菌が増えてしますのです。腸内環境が悪化してもすぐに健康に影響は見えにくいのですが、長期的には確実に健康に悪影響を与えます。

現代の医学、栄養学、健康学、食事学などは腸内細菌という考え方がありません。むしろ、健康はすべては腸内細菌の状態で決まるといってもいいのです。主食も副食も腸内細菌をいかに整えるのかがもっとも大切だと考えています。

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