カゼはなぜかかるのか?
自然農の続きを書く予定でしたが、カゼを引きました。
ちょうど良い機会ですし、自然農にも関連しますので、今回はカゼを考えてみます。
数年ぶりにカゼにかかったみたいで、ここ2~3日、39度台の発熱があり、ダウンしてひっくり返っていました。
1週間ほど前に1歳の息子が手足口病にかかり治ったばかりなので、それをもらったのかもしれません。
すっかり元気になった息子は、ひっくり返っている私の腹の上に乗りかかり、ぴょんぴょん跳ねたり、遊んでもらいたくて必死に遊び道具を運んできて起こしに来たりしていました。
親ばかですが、子どもは本当に可愛いですね。息子が我が家に来てくれたことに感謝、感謝です。
息子にエネルギーをもらったおかげか、かぜは2日ほどでほぼ軽快しました。
さて、かぜをひいてひっくり返っていた間は何もできませんので、自分のカゼの経過をゆっくり観察してみました。
はじめは頭痛から始まり、高熱が出て、全身がだるくなり立っていられません。その後、全身の筋肉、関節痛が出ました。咳、鼻水は全く出ません。
高熱が出た後、全身にカゼのウイルスが回った感じがして、その後、体の様々な場所が痛くなるのですが、まるで体の痛んでいる部分を浄化するように、順繰りに痛みが来ては引いていきます。
痛みが引いた部分はカゼをひく前よりも軽く、楽になった感じがします。
痛みが出ては引くことが全身一回りした後は熱が下がり、食欲が戻りました。
一般的には、「カゼをひいてしまった」という表現に見られるように、かぜのウイルスは悪者で、自分は運が悪くカゼにかかってしまった、あるいはカゼをひくことが悪いことなどと考える人が多いようです。
私は、自然派の生活をお勧めしていますが、この世界に存在するものにはすべて意味があり、無駄なものは何もないと考えています。
カゼのウイルスなどの微生物にも大切な意味(存在理由)がありますし、かぜをひくこと自体にも意味があると思います。
では、なぜカゼをひくのでしょうか?カゼは偶然かかるのでしょうか?
もちろん自分の生活が不摂生だったこともありますが、基本的にはカゼをひく必要があったからでしょう。
このことは今後ブログにも詳しく書いていきます。
思えばこのところ農作業、勉強会、講演会の準備、資料の作成、子どもの世話さらにはFBやブログまで始めたりなど、いろいろと体を酷使し疲れがたまっていたのだと思います。
今回のカゼは「少し疲れがたまっているぞ」というサインだったのでしょう。
カゼをひくことにより、少し休養することができ、体の浄化にもなり、様々なことを考えるきっかけにもなりました。
薬に関しては、私は一応医師ですが、西洋医学の薬はまったく使いませんでした(笑)。葛根湯は1回飲んだだけです。
妻はカゼをひいて全く役に立たない私のために梅肉エキス、梅醤番茶、塩温石などいろいろしてくれました。感謝です。その他にも、一時も黙っていられない息子の相手を24時間してくれていました。
今回、カゼをひいたことにより、自分の体にも感謝、妻にも感謝、息子にも感謝、ねこにも感謝、かぜのウイルスにも感謝する次第です。