「那須子育ちの会」さん主催の「子どもの病気とワクチン」の講演会の質問の答え ⑤薬、病気

4月17日にありました「なす子育ちの会」さん主催の「子どもの病気とワクチン」の講演会の質問の答えの続きです。今回で最終回になります。

 

個人的なご質問に関しては、ブログやフェイスブックではお答えできませんので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

質問がとても多いため、いくつかの項目(①食②アレルギー③ワクチン④生活⑤薬や病気)に分け、何回かにわたって回答しました。

今回は⑤薬や病気についてです。一度の講演会でこれほど多くの質問、そして多様な質問が出るのはとても素晴らしいことですね。

 

①食に関しては以下を参照してください。

「なす子育ちの会」さん主催の「子どもの病気とワクチン」の講演会の質問の答え ①食について

②アレルギーに関しては以下を参照してください。

「なす子育ちの会」さん主催の「子どもの病気とワクチン」の講演会の質問の答え ②アレルギー

③ワクチンに関しては以下を参照してください。

「なす子育ちの会」さん主催の「子どもの病気とワクチン」の講演会の質問の答え ③ワクチン

④生活などに関しては以下を参照してください。

「那須子育ちの会」さん主催の「子どもの病気とワクチン」の講演会の質問の答え ④生活

講演会でお答えできた質問に関しては、参加された方がとても分かりやすくまとめていただいていますのでご参照ください。

http://ameblo.jp/ulysses310/entry-12270251803.html

 

~「那須子育ちの会」さん主催の「子どもの病気とワクチン」の講演会の質問の答え⑤薬や病気について~

 

Q32 漢方薬の使用は生後1ヶ月でも大丈夫でしょうか

A32 種類にもよりますが、大丈夫です。かかりつけ医と相談の上使用してください。

 

Q33 熱性けいれん予防の座薬は必要でしょうか

A33 熱性けいれんは、熱の原因にかかわりなく発熱時にみられるけいれんで6か月~6歳にみられます。熱の高さよりも、体温が急速に上昇するときに起こしやすい傾向があります。通常は、何もしなくても数分以内に収まり、これが診断にとても重要です。

 

よく勘違いされますが、熱性けいれん自体が後遺症を残したり、脳細胞にダメージを起こすことはありません。熱性けいれんを2回以上起こした子どもは、けいれん予防(ダイアップ座薬)が勧められることが多いのですが、基本的には必要ないと考えて良いでしょう。けいれんを頻回に起こす場合は、とくにてんかんとの鑑別のために脳波などの検査が必要になります。

 

Q34 粉瘤の外科切除は根本療法でしょうか対症療法でしょうか?抗生剤、塗り薬は?根本治療はどうすれば良いでしょうか?

A34 外科治療、抗生剤の内服、塗り薬のいずれも原因にアプローチしていないので根本治療ではなく対症療法と考えて良いでしょう。ただし、これらの治療に意味が無い訳ではないと思います(とくに単発の場合)。原因は一つではなくたくさんのものが想定されますが、多発する場合は皮膚の常在菌の異常も重要な要因となっている可能性もあるでしょう。いずれにせよ、日常生活を自然に沿うことが唯一の根本治療になります。

 

Q35 帯状疱疹になる原因は何でしょうか?その自然療法は?薬を飲んだ方が良い場合とは?

A35 帯状疱疹はかつて感染した水痘(水ぼうそう)が原因です。水痘ウイルスは一度感染すると神経細胞内に潜伏し生涯いなくなりません。通常は、共存したまま休眠していますが、免疫力が低下すると帯状疱疹として発症します。つまり帯状疱疹を発症したということは、かなり免疫力が下がっていることになります。

 

治療は症状が強ければ、抗ウイルス薬の使用を考慮しても良いと思います(治療が遅くなった場合はその後の痛み、やピリピリ感がとても長く続きます)。自然療法を希望される場合は、自然に沿った生活に加え徹底的に免疫力を上げる対策をします。具体的には体を温める、腸内細菌を整える食事、断食、各種のお手当て、ストレス除去(笑いも)、環境毒対策、漢方薬などになります。

 

予防接種が徹底される前は、頻繁に水ぼうそう(水痘)ウイルスと接する機会があり、一度かかった人は発症しなくとも免疫が強化され(ブースター効果といいます)、帯状疱疹を発症しにくい状態を維持できました。今は予防接種が徹底されたためにその機会が激減し、今後は逆に帯状疱疹の患者さんが増えていくことが予測されます(それを予防するために、成人になってから水ぼうそうワクチンを定期的に摂取するキャンペーンも行われるでしょう)。今は若い人でも帯状疱疹になる時代です。これもワクチンを徹底してしまったために起こった新たな問題になると私は考えています。

 

Q36 とびひになりやすいのですが、虫にさされたときの対処はどうすればよいでしょうか

A36 とびひは基本的に治療不要な病気です。とびひが広がるのには理由があり、広がるだけ広がったら改善するからです。しかし、あまりに広がる傾向がある場合は対策が必要になります(薬の使用も含め)。

 

とびひになりやすいのには理由には、おもに皮膚の常在菌が異常を来している場合と冷えの場合があります。ですから対策は、正常な常在菌をいかに回復するか(基本的に腸内細菌を整える方法と同じ。常在菌を害する余計なことをしないことも重要)と冷えを改善することです。虫にさされたのは一つのきっかけであり、根本の原因ではないと考えます。

 

Q37 不妊症の抗精子抗体について、現代の生活が問題でしょうか?対処法は?

A37 抗精子抗体を女性が持つ場合と男性が持つ場合で若干の病態は異なりますが、いずれも大まかなくくりでは免疫の異常と考えられます。免疫の異常はA10でも説明した通りすべての現代病の根底にあるものです。対策は日常生活を自然にすること。とくに腸内細菌の状態の改善がとても重要になります。

 

ただし、どのような病気も発症してからの回復は困難な場合があり、抗精子抗体を有する場合も、程度により妊娠が極めて難しい場合もあると思います。可能な限り自然に沿った方法で、自然分娩や人工授精により妊娠する場合もあるとは思いますが、年齢や社会環境的に自然に待つばかりはできない状況も多いかもしれません。まずはご本人の気持ちを定めた上で、ご主人・ご家族・医師と相談の上、体外受精を考慮しても良いと思います。

 

 

関連記事

no image

山形県新庄市で「自然に沿った子どもの暮らし・体・心・食についてとアレルギーや病気について」の講演会

昨日は山形県新庄市の認定こども園「めごたま」で「自然に沿った子どもの暮らし・体・心・食についてとアレルギーや病気について」の講演会でした。 山形県では初めての講演会でした。近隣の県に加えて、東京からわざわざ山形県までお話を聞きに来てくださる方もいました。スゴイですね。ありがとうございます^^ いつもの通り盛りだくさんの内容でしたが、気持ち良い環境の中で楽しくお話させていただきました。質問もたくさんあり、ご参加の皆さんの熱意も高かったと思います。 認定こども園「めごたま」は、自然に囲まれた環境にあり、大きな木造建築の建物で土間などもある素晴らしい作りになっていました。毎年年長さんが作った味噌を下 […]

no image

「2018年初夏の健康合宿in烏山」ご参加の受付を開始します

「2018年初夏の健康合宿in烏山」ご参加の受付を本日から開始いたします。 テーマは「微生物と共生する暮らし」〜多様性を認め合い、分離から協調の方向へ〜になります。 自然派医師の本間真二郎先生による初夏の健康合宿in烏山の開催のお知らせです。 新著「病気にならない食と暮らし」出版に関連して、暮らし・食・子育てについて、実践を交えながら一期一会の皆で学び、楽しみましょう。夜はホタルがみられるかも? 毎回恒例、本間医師の「ここだけのお話」も乞うご期待。 今回も少人数となってしまいますが、地域の協力者・参加者がみんなで作りあげる手作りの会となります。 本間医師の講座(下記③、⑦)のみ、単発参加者も受 […]

no image

東京都三鷹市の認定保育所「みたか中央通り保育室」の講演会

昨日は、東京都三鷹市の認定保育所「みたか中央通り保育室」主宰で「微生物と緒内細菌」の講演会でした。 みたか中央通り保育室は設立当初より自然流子育てで高名な真弓貞夫先生の育児理念を取り入れている保育所です。何より子ども達にとって何が良いのかを考えており、とくに3歳までの愛情と食事を重要という考えのもと、脳と腸内細菌の発達も目標にいれているそうです 食事は、和食で加工食品を使用しない手作りとし、五分つき米を取り入れ、具だくさんの味噌汁、お魚 や煮物などになります。おやつもお米にしています。個人だけでなく、仲間と一緒に成長することを援助することを目標に掲げ、手作りのおもちゃや、安全なおもちゃ、環境に […]

no image

東京都で「自然派医師が考える病気の本質と意味」の講演会

昨日は、いつも大変お世話になっている 石川 眞樹夫 (Makio Ishikawa)先生が主宰する自然療法師養成講座の第1期の最終回である第22回自然療法講座にて特別講演の講師としてお話させていただきました。 テーマは「自然派医師が考える病気の本質と意味」〜微生物、アレルギー、発達障害、心なども〜でしたが、内容はいつものように超盛りだくさんでした^^ ・空間的、時間的、微生物的観点からみた病気のメカニズム ・自律神経系、免疫系、心と病気の関係 ・病気とは、症状とは ・治療とは、治療とは ・自然に沿った生活とは ・アレルギーの本当の原因と対策 ・発達障害とは何か、考え方 ・発達障害の本当の原因 […]

no image

講演会の予定 2016年3月

2016年3月の講演会の予定です。 予定は適宜更新していきます。 どうぞよろしくお願いいたします。   3月6日(日)埼玉県「放射能」 https://www.facebook.com/events/543559322466850/ 日時 2016年3月6日(日)10:00~12:00 場所草加市内 連絡先eekaonicocafe@gmail.com(きたに)   3月6日(日)東京都「砂糖、油、遺伝子組み換え食品、TPP」 https://www.facebook.com/events/1538321716484425/ 日時 2016年3月6日(日)14:00~16:00 場所東京都内 […]

PageTop