全米でヘンプ(大麻)栽培の合法化

ついに、全米でヘンプ(大麻)の栽培が合法化するとのことです(州レベルではすでに解禁されていました)。
https://www.facebook.com/shinjiro.homma/posts/2279668325691507

全世界で大麻の解禁(合法化)がものすごい勢いで進んでいます。医療用大麻はすでに20か国以上で使われていますし、嗜好用大麻もウルグアイとカナダで解禁になっています。

大麻にはカンナビノイド と呼ばれる特有の成分(化学物質)が60〜100種類以上含まれています。代表的なカンナビノイドの一つであるテトラヒドロカンナビノール(THC)が大麻の主な向精神性(欧米では主に多幸感であり幻覚などはほとんどないとされる)の成分とされています。この含有量により、大まかに嗜好用大麻(通常THC含有量が5%以上で医療用大麻を含みます)と産業用大麻(同0.3%未満)に分けられています。

日本で古代から使われてきたとされる元々自生していた大麻にはTHCがほとんど含まれていません。現在許可を得て栽培されている大麻も同様です。

産業用大麻には以下のようにとてもたくさんの優れた特長があります。
・毎年栽培可能で成長がものすごく早い(3~4か月で2~4メートルにもなる)
・栽培に肥料や農薬(防虫剤、除草剤)を必要としない
・土壌を回復し、土(微生物)を育てる(放射能を除去する可能性も)
・種、穂、葉、茎、根の全てが利用可能でほとんど捨てるところがない
・衣・食・住の全般に利用可能である
・数万種類以上の製品に加工可能で、現在石油で出来ることのほとんどを補うことができる
例えば、紙、繊維、服、プラスチック、コンクリート、化粧品、建材(基礎材、床材、壁材、断熱材、塗装材、浄化材など多様な用途に対応可能で耐火性、耐断熱性、耐水性、耐害虫性、吸音性、調湿性、耐久性に優れる)、燃料(バイオマス)・・・などあらゆることに利用できます。

大麻が解禁になれば、日本でも、石油や原子力に頼らずともエネルギーや繊維の自給自足が可能になります(米国の6%の農地で大麻を栽培すれば、米国の燃料の需要をまかなえるとされています)。車に使えば車体は12倍鉄より軽く、強度は10倍になり、さらに、燃料はヘンプ(大麻)オイルで走れます。

つまり、大麻は地球にやさしく環境保全だけでなく環境回復も期待できる循環可能な資源なのです。大麻は、現代社会が抱えている様々な問題を解決できる可能性を秘めている植物になります。

医療大麻は医療に使われる大麻でTHCやその他のカンナビノイド(とてもたくさんの種類があります)の薬効を利用します。

大麻の薬効は、強い抗酸化、神経防護、鎮痛、抗がん作用が有名ですが、その他にもとても多くの薬理作用があるとされています。例えば、沈静、催眠、食欲増進、眼圧の緩和、嘔吐の抑制、脳細胞の新生、抗けいれん、抗菌、利尿、抗不安・抗うつ、抗肥満、便秘の抑制作用などになります。

実際に大麻で何らかの治療効果が得られた疾患には図に示すように250種類以上のものが挙げられています(ウィキペディアより)。

様々なドラッグ=薬物は、依存(やめられないことで禁断症状を含む)や耐性(次第に多くの量が必要になる事)が問題になりますが、大麻はタバコ(ニコチン)やお酒(アルコール)よりはるかに依存や耐性が少ないとされていますし、砂糖やカフェイン以下という意見まであります。

日本の報道では、大麻がゲートウェイドラッグ(あらゆるドラッグを使用し始めるきっかけ)となることを危惧するものが多いですが、むしろ大麻には、コカイン、アルコール、オピオイド(鎮痛麻薬)の依存を緩和するという研究結果もあります。

私は「自然に沿った暮らしをしていれば病気にならない」「病気の多くも生活を自然に戻すことにより改善する」とお伝えしています。病気とは、今していること、今までしてきたことが自然から外れてしまったというサインです。

ですから日常生活(主に食、生活、メンタル)を正すことだけが根本療法であり、それ以外の全ては対症療法になります。つまり、大麻を薬として使用する時も、あくまで対症療法であり根本療法ではないことを理解した上で利用するのが良いと思います。

催幻性の問題もあります(日本と欧米で大きく意見が分かれている)ので嗜好品としての大麻には現時点では賛否両論があると思います。

日本は、大麻の扱いについて明らかに世界の趨勢に反しています。個人的には、現在の大麻がモンンサント大麻に置き替わらないうちに、解禁になって欲しいと思います。

関連記事

no image

2018年初冬の健康合宿in烏山のご報告

12月1日から2日にかけて、栃木県那須烏山市の古民家「おおぎす」で「初冬の健康合宿in烏山」を開催しました。 遠くからとてもたくさんの方のご参加がありました。 今回は「マジカルミステリー合宿」と題して、具体的な講義はなく、すべて質問タイムとしました。シンプルな形で質問内容や答えに一切の制限を設けず、どのような内容にも私が答えるという初めての形式でした。 出していただいた質問内容としては・・・ ・食事 ・薬 ・ワクチン ・子育て、子育ち ・心 ・経済(お金の仕組み) ・政治(世の中のしくみ) などとても多岐にわたりました。 今回の質問の答えは私個人の見解であり、正しい・正しくないと判断するもので […]

no image

月刊「クーヨン」2019年1月号記事「クループ症候群」

オーガニック系育児雑誌、月刊「クーヨン」の今月号2019年1月号が発売になっています。 今月号のクーヨンの特集は、「いやいや期が怖くなくなる!」です。 「いやいや期」や「魔の2歳」といわれる、子どもがほとんどすべてのことに「いや!」という時期は、親にとってはとっても大変な時期ですが、その考え方や親の対処についてまとめられています。 自然派育児の代表であるモンテッソーリ教育とシュタイナー教育から見た「いやいや期」も解説されています。モンテッソーリ教育では、飛躍的に脳を育てる成長のチャンスと捉え、シュタイナー教育でも、他の誰でもない「わたし」が始まる輝かしい時期と考えるとのことです。 いやいや期は […]

no image

「ワクチンの効果は有効率だけで判断しないようにしましょう」

「ワクチンの効果は有効率だけで判断しないようにしましょう」 〜効果についての新しい考え方を提案しています〜 先日はワクチンの有効率についての記事を書きました。今回の記事を読む前にぜひこちらも読んでください。 今回は、少し複雑ですが、ワクチンを受けないとどうなるのかの目安となるものを考案しました。時間がありません。多くの人に拡散をお願いいたします。 前回の記事で示した4パターンのいずれの場合もワクチン学ではまったく同じ有効率90%になりました。これは、一般の人がイメージするもの(図1)とは異なりますが、すべて発症した人を1/10の「割合」に減らしているから有効率は90%になるのです(科学的に間違 […]

no image

活動制限は第2波の発生や推移に関係していない?

8/19日の記事で、全世界のデータから第2波について検査陽性数と陽性率、さらに死亡数との関係をまとめました。https://www.facebook.com/shinjiro.homma/posts/2781967135461621 前回の記事の結論を簡潔にまとまると以下になります。・陽性者よりも陽性率(陽性数/検査数)の推移が流行の真の実態に近い・第2波に見えても陽性率で補正すると第1波後のくすぶりであることが多い・補正でも第2波と考えられる国は3カ国だけであり、これらの国でのみ死亡数の再増加を認める 今回は、これに活動制限のデータを加えて第2波との関係を解析しました。 行動制限は①各国がと […]

no image

新型コロナウイルスの不安や疑問に答えるQ&A COVID-19⑩

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について様々な不安を煽る情報に対して、現時点での私の考えをQ&A形式でまとめました。 今までの記事のリンクのまとめは以下になります。ぜひ合わせてご参照ください。 https://www.facebook.com/shinjiro.homma/posts/2641620056162997 COVID-19が世界中を席巻しています。連日の過度な報道、学校の休校、職場への影響、公共施設やイベントの自粛、経済活動の極端な減少・・・など生活が一変しています。 以前も書きましたが、人は未知のものに恐怖の感情を抱きます。新しく登場したウイルスですので、分からない事 […]

PageTop